2008年04月19日
〖4.19〗数字を動かせば儲かるということへの疑問
みなさん、こんにちは。
今日のニュースで気がかりなものはこれでした。
+++++++++++++++++++++++++
スティール、全ブルドック株売却 利益は10億円超
□引用「フジサンケイビジネスアイ」
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200804190005a.nwc
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
食糧危機が起きているなかで、「何を生み出しのか」わからない投資マネーで
10億円の利益が出ました。
農家が利益を生み出すためには、短くても3か月、長ければ1年がかりで
出荷し、そして利益は薄い。
後継者の担い手もいないといわれている食糧供給のなか、
投資が投資を生むロジックには、なにかおかしな印象を
もってしまうのです。。
□News
++++++++++++++++++++++++++
米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパンが、
保有するブルドックソース株をすべて3月末までに売却していた
ことが18日、分かった。
スティールは昨年、ブルドックソースに敵対的TOB
(株式公開買い付け)を仕掛けたが、国内初となる買収防衛策の
発動で敗退し持ち株比率が大幅に低下した。
全株売却で日本のM&A(合併・買収)史上に残る攻防にピリオドが
打たれたが、スティールは防衛策に基づく対価と売却で10億円超の
利益を得たとみられる。
+++++++++++++++++++++++++++++++++
と、こういうニュースなのですが。。。
結局スティールがやっているのは、株価の操作。
ブルドックソースを本当にほしかったのかどうかさえもわからないし、
経営陣に参加したとしても、ほんとうにブルドッグソースの製品価値を
上げれたかどうかさえもわからない。
**********************************
激しい攻防を繰り広げたブルドックは
「取り立ててコメントすることはない。社内の雰囲気も通常と変わらない」
(経営企画室)と話している。
**********************************
なんだそうだ。。
スティールは06年に明星食品に敵対的TOBを仕掛けた際にも、約36億円の利益を
今年キッコーマン株もすべて売却して、数十億円の売却益を得たもよう。
日本株の操作で、50億円ほどを抜いたわけだ。
しかし、この50億円の対価に見合ったものはなんだったんでしょう。。
いや、生産されたものはなんなんでしょうか?
日本市場のオープン化なんて今回も英投資ファンドによるJパワー(電源開発)株買い増し
http://backnumber.dailynews.yahoo.co.jp/?m=m20080415-067&e=electric_companies
で問題になりましたが、外資にやられるためだけにオープン化するのもいかがなもんでしょうか。
日本人もどんどん「土から離れたビジネス」に振り回されようとしています。
土あっての「カネ」だと思います。
地に足のついた食糧生産の分野で、こういう知恵が活かされればいいのですが。。
投機対象でしかないのが非常に残念です。
++++++++++++++++++
新規事業専門経営コンサルタントの
有限会社ベンチャーゲノム
http://www.venturegenome.com
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今日のニュースで気がかりなものはこれでした。
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スティール、全ブルドック株売却 利益は10億円超
□引用「フジサンケイビジネスアイ」
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200804190005a.nwc
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食糧危機が起きているなかで、「何を生み出しのか」わからない投資マネーで
10億円の利益が出ました。
農家が利益を生み出すためには、短くても3か月、長ければ1年がかりで
出荷し、そして利益は薄い。
後継者の担い手もいないといわれている食糧供給のなか、
投資が投資を生むロジックには、なにかおかしな印象を
もってしまうのです。。
□News
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米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパンが、
保有するブルドックソース株をすべて3月末までに売却していた
ことが18日、分かった。
スティールは昨年、ブルドックソースに敵対的TOB
(株式公開買い付け)を仕掛けたが、国内初となる買収防衛策の
発動で敗退し持ち株比率が大幅に低下した。
全株売却で日本のM&A(合併・買収)史上に残る攻防にピリオドが
打たれたが、スティールは防衛策に基づく対価と売却で10億円超の
利益を得たとみられる。
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と、こういうニュースなのですが。。。
結局スティールがやっているのは、株価の操作。
ブルドックソースを本当にほしかったのかどうかさえもわからないし、
経営陣に参加したとしても、ほんとうにブルドッグソースの製品価値を
上げれたかどうかさえもわからない。
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激しい攻防を繰り広げたブルドックは
「取り立ててコメントすることはない。社内の雰囲気も通常と変わらない」
(経営企画室)と話している。
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なんだそうだ。。
スティールは06年に明星食品に敵対的TOBを仕掛けた際にも、約36億円の利益を
今年キッコーマン株もすべて売却して、数十億円の売却益を得たもよう。
日本株の操作で、50億円ほどを抜いたわけだ。
しかし、この50億円の対価に見合ったものはなんだったんでしょう。。
いや、生産されたものはなんなんでしょうか?
日本市場のオープン化なんて今回も英投資ファンドによるJパワー(電源開発)株買い増し
http://backnumber.dailynews.yahoo.co.jp/?m=m20080415-067&e=electric_companies
で問題になりましたが、外資にやられるためだけにオープン化するのもいかがなもんでしょうか。
日本人もどんどん「土から離れたビジネス」に振り回されようとしています。
土あっての「カネ」だと思います。
地に足のついた食糧生産の分野で、こういう知恵が活かされればいいのですが。。
投機対象でしかないのが非常に残念です。
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新規事業専門経営コンサルタントの
有限会社ベンチャーゲノム
http://www.venturegenome.com
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Posted by おおにぴ at 20:27│Comments(0)
│ビジネスコラム
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